BOB TOMSON:演出
ボブ・トムソン
 ボブ・トムソンは役者、舞台戯曲、テレビ作家として活躍、大学でも演劇を講じている。リバプール・エブリマンシアターおよびマンチェスター・コンタクト・シアターの常任演出家であり、ウェールズの革新的ツアーカンパニーであるシアター・ポウイーズと、ロンドン・ホーンチャーチのクイーンズ・シアター・カンパニーで芸術監督を務める。ほぼ二十年間に渡って、英国内で行われる主要なレパートリーシアターおよびツアーカンパニーの作品を手がけている。
 1980年以来、トムソン演出のプロダクションは、英国内の津々浦々に至るまでの商業劇場、レパートリーシアター等々をすべて網羅している。そのレパートリーは、「マクベス」、ストッパードの「夜も昼も」、ヴェルディのオペラ「アイーダ」、ロアルド・ダールの子ども向けオペラ「ジェームズと大きな桃」、「ウェストサイド・ストーリー」「ジーザス・クライスト・スーパースター」「オリバー!」等の大々的リバイバルにまで多岐に渡る。
 1992年フリーランスになったボブは、ブリストル・オールドヴィック・カンパニー、リヴァプール・プレイハウス、ウィンザー・シアター・ロイヤル、チャーチル・シアター・ブロムリー等イギリス国内の主要なレパートリーシアターからのオファーを受け活躍。フリーランスになるという決断以降、ロンドン・ウェストエンドで彼の演出により上演された「ブラッド・ブラザース」が英国中のミュージカルの賞という賞を総なめにし、またオリヴィエ賞でも三部門にノミネートされるなど、華々しい活躍を続けている。
 「ブラッド・ブラザーズ」の国際プロダクションはオーストラリア、ニュージーランド、カナダでも評価され、特にアメリカ、ブロードウェイ公演では、トニー賞六部門、特に垂涎の的である最優秀演出賞においてもノミネートを果たした。「スクルージ」のオーストラリアおよび日本でのプレミエでは最優秀演出家賞を受賞、また最近東京で行われたパトリック・ステュアートの一人芝居版「クリスマス・キャロル」のプレミエでは、最優秀新作賞を受賞した。
 その他のウェストエンドにおける演出作品に、ジョン・ゴドバーの大ヒットスキーコメディ「ゲレンデにて」(ギャリック)がオリヴィエ賞のコメディ・オブ・ザ・イヤーにノミネートされ、またデニス・ロンバーグの問題作「ONE FINE DAY」(アルベリー・シアター)がベスト・リージョナル・プレイにノミネート、他レスリー・ブリカッセのミュージカル「スクルージ」(ドミニオン)、カロリン・リーチの「THE MYSTERIOUS MR. LOVE」(コメディ)がある。
 テレビ番組の演出では、BBCのドラマシリーズ「HERO TO ZERO」で英国演劇協会賞にノミネートされた。他、スカイTVのシリーズ「HARRY NO THE BOAT?」「ドリームチーム」ITVの「NIGHT AND DAY」「THE BILL」「HEARTBEAT」、チャンネル4の「BROOKSIDE」がある。
 最近ボブはレスリー・ブリカッセの「スクルージ」を演出している。ロンドン・パラダイムではトミー・スティールの主演、またアメリカではリチャード・チェンバレンが主演している。
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